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きょうはきのうのあした

yuntata.exblog.jp

バンクーバー

基本的にオリンピックに興味がない人間で
この間どこでやって今度どこでやる、といった話題には
ほとんど頭がついてかないんですけども
なぜかバンクーバーは一生懸命見ています。

どっちかというとオリンピックは冬季のほうが好きというのもある。
トリノでも荒川静香は一生懸命見たもんなー。
というかフィギュアが好きなのだ。

槇村さとる「愛のアランフェス」で育った年代は
自分がスポーツやるとかやらないとか関係なく
絶対フィギュアに特別な想いを持ってる。はず。
と勝手に思ってるんですがどうでしょう。

開会式は子どもたちの発表会と重なってたんだけど
出発寸前まで見てたし女子モーグルはジムで走りながら見た。
(機械にテレビがついてるのだ。なんて便利)

モーグルの愛子選手も
メダルを逃した後のインタビューも含めてすごくよかった。

雪と氷の競技は転倒も多くてほんのちょっとしたことで
大きな番狂わせがあるので目が離せない。

子どもたちが大きくなったこともあって
家族でニュースを一生懸命見てあーだこーだ言い合えるのも楽しい。
ニュース見て宵っ張りになるのはちょっとまずいのだけど
でもまあニュースだしバンクーバーだし、まあいいか、とも思う。

4年間かけてこの1分とか30秒のために練習してきたんだよ、
と言うと子どもたちはヒエーと驚いている。
でもほんとにそうなんだよなあ。
次があるさ、って言ったって4年後なんだから
年齢だって上がっていくし気力を続けるにも4年後は果てしなく長いし。
結局スポーツって精神力なんだろうなあ。

私自身スポーツとはまったく縁なく来てしまったのだけど
いちおう中学のときは吹奏楽部にいたので
やや体育会系寄りの文化部と言える。たぶん。

上下関係に揉まれるとかチームでがんばる気持ちとか
ちょっと無理っぽいハードルを目指して必死で練習するとか
大会本番でどこまで力が出せるかものすごく緊張したり
100%の力が出せなかったときのどうにも表現できない喪失感や
クリアしたときの達成感高揚感を味わってほしい。

ということで子どもたちには
中学3年間くらいは体育会系の部活をやってほしい、
と勝手に思っている。
もちろんそれに準じた経験ができるなら文化部でもよいのだけど。
なんだろう書道部とかかるた部とか?
(「とめはねっ!」とか「ちはやふる」ですな)

頭の中まで筋肉みたいな人間になってほしくないけど
ゆるいなれあいしか知らない人間にもなってほしくないのだ。
大人になってだいぶ経ってつくづく思うんだけど
そういう経験ってほんと学生時代にしかできないんだよなあ。

まあ世界の頂点みたいなところにいても
ちっとも精神が成熟してこない人もいるから
一概に体育会系万歳ともいえないけどね……。

ちなみに男子フィギュアのシングルSP、高橋君と織田君の演技は
職場の休憩エリアで携帯で見ました。
ワンセグって便利だ。
しかしほんの数分たばこエリアにいただけで
(しかも誰もいなかったのに!)
自分がとてもたばこ臭くなってて悲しい……。

ということで一生懸命ニュースを追いかけているのですが
「ニッポン頑張れ」とか実はそんなに強くは思ってない。

たしかに日本の選手が世界レベルに立つのはうれしいし応援したいけど
それよりも単純に世界のトップレベルの演技や技術を目の当たりにしたい
という気持ちのほうが強いかな。

どんな種目だって予選よりも決勝のほうが
レベルが高いのは当たり前なんだから
日本選手の出る予選中継よりも
日本選手が出なくても決勝中継を
ちゃんと優先して放映してほしいのだ。
by lottanico | 2010-02-17 14:35 | 日々
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