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きょうはきのうのあした

yuntata.exblog.jp

みんなちがって

中学受験を勧められることが多い。
塾や教材の勧誘電話とかではなくて
知り合いのママたちから。

ロッタの性格や成績の話をすると
「中学受験向きだ」と言われる。

そうかなあ。

どこか受ければ受かるところはあるのかもしれないけど
いろいろ考えて夫婦で相談もしたうえで
基本的に中学は公立、と決めたので変える気はない。

でも「今からでも大丈夫よ」と請け合ってくださるママがいたりする。

なぜだ・・・

いま通っている小学校に限らず世の中全般の空気としては
それなりの学校が選べるエリアに住んでいれば
中学受験するのが当たり前っぽいムードがあるのは確かだ。

成績がよければさらにその雰囲気は高まる。
まじめな性格だとさらに。

あと共働きで留守番時間の穴埋め目的で
塾に通っていたりするとなおさらだ。

なんとなく存在している大きな雰囲気の流れに
あまり考えずに乗っかっちゃうほうがものごとはたやすい。

システムに逆らわずに自然と組み込まれていけば
違和感なく無理もなくそれなりの岸辺に辿りつくことはできるだろう。

でもうちはそうではないルートを選ぶと決めたので
これはこれでいいのだ、と思ってる。

たとえ高校受験のために塾やらなんやらで
結局中学受験させて私立行かせたのと同じくらい費用がかかったとしても
それはそれでかまわない。
費用対効果だけが理由じゃない。
いやもちろん目先の現金もだいじなのだけどね。笑

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12歳の受験はどうしたって親がかりだ。
15歳だって似たりよったりかもしれないが
少なくとも3年成長して教育を受けてきている分
自分で考えて判断するレベルが上がっているわけで。

現時点で本人に強い意志があればわかりやすいんだけど
そんな意志をまったく持ってない状態なので
いま私たちがそこを「自分たちのテーマ」として取り組むのは
いろんな理由で問題があるのでやらないことにした、
というのが大きな理由なのかなあ。

ということを中学受験をこれからする(あるいは過去にした)上で
勧めてくださるママに説明するのはたいへんだ。

なので言葉をにごして
「いやー まあ私にそこまでの情熱がなくて・・・」とか
「お金もたいへんですしね・・・」とか
適当に返事をして終わらせるのだけど
それで終わってくださらない方がたまにいるので困る。

社会でsurviveできるための常識と度胸と力量を身につけさせる、
というのが子育てのいちおうのゴールだとすれば
そこまでにどういう道をたどってもいいはず。

目の前に道が分かれてて、右へ行く人が多いみたいだけど
うちは左、という話だ。
たんにそれだけで、それ以上でもそれ以下でもない。

現時点では右と左でなにか差がつくわけでもない。
最終的に差がついたとしても今選ぶ左右の違いだけが原因でもない。

そんなもんだ。

左右を選ぶ必要があるから選ぶだけで
右へ行こうよ、とか左へ行きましょうよ、とか
右が正しいわよね、左はあとでたいへんそうよ、とか
そういうことを異なる家族同士が言いあうのは妙だよねえ。

基本的に私自身はへそまがりなので
大勢が流れるほうへは行きたくない、という考え方。
昔は中学受験がメジャーじゃなかったんだけど
いまはメジャーだからなあ。
だったらあえて公立、というのもかえって面白いかな、と思ったりする。

どっちにしてもなにが正解だったかなんて
死ぬまで、というか死んでもわかんないわけで。
だったらなにをどう選んだっていいんじゃないのかな。

受験する人はする人で意味があると思うしね。
いいの、ぜんぜん否定しない。というか肯定するよ。
(極端に気持ちわるい受験レースみたいのはちょっと否定したいけどw)
でも我が家の向かう道も否定しないで、と思う。

ああうまく書けない。
要するにみんな違ってていいじゃん、ってことか。みつをか。

それはそれで気持ち悪い結論だなあ……。
by lottanico | 2010-03-31 15:41 | 日々
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